来院された方
60代女性。
2ヶ月ほど前から左膝に痛みが出始め、1ヶ月ほど前に振動するタイプの運動機器を使用してから、さらに痛みが強くなったとのことで来院されました。
来院時には、歩くだけでも左膝が痛む状態でした。
右膝については数十年前に事故で痛めた経験があるものの、現在は特に問題なく、今回は左膝が主なお悩みでした。
来院時の状態
身体の状態を確認すると、
・うつ伏せで左膝を曲げると約45度で制限
・右膝も約90度で曲げにくさあり
・左のお尻・股関節周囲に圧痛
・左膝を外側へ捻る動きで痛み
・左膝外側の靱帯周囲に圧痛
・膝の内側や膝蓋下脂肪体には目立った圧痛なし
といった特徴がみられました。
また、立った姿勢では右側に重心が偏り、左肩が下がり、頭は右側へ傾いている状態でした。
左膝だけを見るのではなく、股関節や骨盤を含めた全身のバランスも確認しながら施術を進めることにしました。
施術の内容
施術では、左膝に強い刺激を加えるのではなく
・骨盤・重心バランスの調整
・股関節やお尻周囲の緊張へのアプローチ
・膝の動きを妨げている部分へのソフトな調整
・膝にかかる負担を減らすための全身調整
を中心に行いました。
施術経過
●1〜3回目(週1回程度)
施術を重ねるにつれて、膝の痛み自体は徐々に軽減。
一方で、膝を動かした際の「引っかかるような感じ」が残り、特に階段を降りる時には痛みが出る状態でした。
●3〜6回目(2週間に1回程度)
日常生活では、膝の痛みがたまに気になる程度まで落ち着いてきました。
ただ、冷房などで身体が冷えた時には痛みが出やすいとのことだったため、冷房の風が膝や身体に直接当たり続けないようアドバイスしました。
■現在の状態
普段は調子良く過ごせる日が増えています。
ただ、状態が悪い時には20分程度歩くと膝がつらくなることもあり、完全に症状がなくなったわけではありません。
日常生活での負担や症状の変化を確認しながら、現在も施術を継続しています。
考察
今回の症例では、左膝の痛みだけでなく、膝の曲げにくさ、左股関節・臀部の圧痛、右側への重心の偏りなどがみられました。
そのため、痛みのある膝だけに原因を求めるのではなく、股関節や骨盤、立った時の重心なども含めて身体全体を評価することが重要だと考えました。
施術を重ねることで歩行時の痛みや日常生活での不自由は軽減していますが、長時間歩いた際には症状が出ることもあります。
今後も無理に施術間隔を空けるのではなく、状態を確認しながら徐々に安定させていく予定です。
同じようなお悩みをお持ちの方へ
・歩くと膝が痛い
・階段を降りる時に膝がつらい
・膝に引っかかるような感じがある
・膝だけでなく股関節やお尻も気になる
・痛みのため歩く距離が短くなっている
膝の痛みには、膝そのものだけでなく、股関節や骨盤、重心の偏りなどが関係している場合もあります。
長く続く膝の痛みでお悩みの方は、一度ご相談ください。
※施術の効果や経過には個人差があります。すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
