症例報告
40代女性
「歩く時や曲げ伸ばしで右膝がポキポキ鳴る」
「夕方になると痛みが強く正座ができない」
というお悩みで来院されました。
整形外科で検査を受けたものの「特に異常なし」と言われ、日常生活の不安を抱えて来院されました。
来院時の状態
• 歩行時・屈伸時に右膝がポキポキ鳴る
• 夕方以降は痛みが増し、正座ができない
• 右重心で膝に負担がかかりやすい姿勢
• 膝蓋骨(お皿)の動きの硬さ
• 膝蓋下脂肪体の圧痛あり
• 伸ばした時に特に音が鳴りやすい
これらの状態から、膝そのものというより、膝周囲組織の緊張やアライメントの乱れが関係していると判断しました。
施術と経過
●1回目
膝蓋骨と周囲の緊張を整え、右重心のバランスを調整。
施術後の痛みは軽減。
●2回目(1週間以内)
初回よりスムーズに曲げ伸ばしができる状態。
ただし、歩行時の「ポキポキ音」は継続。
●3回目
痛みはほぼ消失。
音はまだ残るため、膝周囲筋の安定性を高める目的で自宅での簡単な筋トレを指導。
●5回目
歩行・屈伸時のポキポキ音が消失。
日常生活での不安が大きく減少。
現在の状態
長時間の歩行や階段の昇り降りで、まだ少し痛みが出る場面があるため、
状態を維持する目的で月に1回のメンテナンス施術を継続中です。
まとめ
このケースでは
• 膝蓋骨の動きの硬さ
• 膝蓋下脂肪体の緊張
• 右重心による負担の偏り
• 膝の筋力の弱化
これらが組み合わさり、膝の痛みやポキポキ音につながっていたと考えられます。
施術により周囲組織のバランスが整ったことで、痛みは早期に軽減し、筋トレとの併用で安定性が高まり、最終的に音もなくなりました。
「膝に異常はない」と診断されても、
動きのクセやバランスの乱れが原因で不調が続くケースは多くあります。
同じような症状でお悩みの方は、一度ご相談ください。
