自律神経を正すには、姿勢を正す!
ストレートネックは猫背から・・・?
ストレスを打ち破り、自律神経を整えるには、まず姿勢を正す必要があります。
人間は歩くときに目を見据えて、胸を張っているのが本来のあるべき姿勢です。しかし、現代の日本人の状況はどうでしょう?人と目を合わせないように下を向き、とぼとぼ歩いている人があまりにも多くありませんか。
電車の車内でも、座っている人はもちろん、立ってつり革を持ちながらも、うつむいてスマホやタブレットを覗き込んでいる姿が当たり前になっています。
もちろん、会社についてからも、一日中、パソコンの前で前かがみ状態で仕事をこなし、猫背だけでなく、この頃は胸郭まで前が詰まってしまい、「呼吸がしにくい・胸が詰まる」などの症状を訴える方が本当に増えています。
いつもこういう状態の生活が続くと、悪い姿勢が慢性化して、頭が常に前へ倒れることになり、本来の首の前弯カーブがなくなってしまい、俗に言う「ストレートネック」になるのです。(本来の首の骨は緩やかに前傾(前弯)していて、頭の重さを首がたわむことで緩衝しているのが普通です)
自律神経の圧迫からさまざまな不快症状が!
頭の前倒れが慢性化して、ストレートネックの状態で固まってくると、首の後ろに自律神経の束が走っているため、首の骨が物理的に自律神経を圧迫し始め、どうしようもないほどの首・肩のコリに悩まされることになりますが、やがては、首肩周りの問題だけでは済まなくなってくるのです。
まず、首の骨が感覚神経に当たれば、手足のしびれや痛み、頭痛や耳鳴り、めまいやふらつき、ついには吐き気までもよおしてきます。
また頭が前傾することで胸郭が締まり、呼吸が浅くなり、酸素不足で疲労感が抜けず、その状態が続くと不眠につながり、体のだるさや気力が出ないなど・・首周りの硬さが、いろいろな症状を生み出すことになっていくのです。
メンタル疾患は心だけの問題ではない!
うつやパニック、不安症などのメンタル系の症状は、根底に不眠や過度のストレスがあることはよくご存知だと思うのですが、もともとこれらの症状をお持ちの方たちは、真面目で、几帳面で、繊細な人が多く、頼まれごとを断れず、なんでも精一杯抱え込んでしまい、ついには心身ともにダウン・・・となってしまいます。
また、このタイプの人は、内にこもりがちで、姿勢も前かがみが多い、いわゆる典型的な猫背の状態になっています。(自律神経不調の始まり)
人と会うのが億劫だ、何もする気がしない、よく寝たつもりでも体が鉛のように重い、前向きにどうもなれない・・・・これらの症状をお持ちの方は総じて「ストレートネック」になっていると思われます。
これからは神経質な人ほど、日頃から頭を上げて、前を向いて、良い姿勢を意識して、胸を張ってよく歩き、心身ともにハツラツにいきたいものですね!
心の問題を体から治す・・・・忘れないで・・・。
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